このたび、当会会員の久保恵子先生(HSG Interstitial Research Lab (HIRL)・合同会社幕張産業医オフィス)による論文が、Frontiers in Medicineに掲載されましたのでご報告いたします。
本論文は、コロナ後遺症で報告されている免疫血栓や血管内皮の障害を出発点に、血管から漏れ出た血液由来の成分が血管外でフィブリンを含む組織を形成し、十分に解消されず間質に残る可能性を検討した仮説論文です。さらに、微小血管から組織への血液供給の低下と、間質の物質による圧迫や酸素拡散障害が重なって症状に関わる可能性を提示しています。
施術中に触知される(現時点では)ヘドロないしHSGが、この論文の着想の出発点となりましたが、触知されるものがフィブリンを含む間質の病変と同一かどうかは分かっていません。論文は病態の証明や施術効果の検証を報告するものではなく、今後、組織・画像・力学的な測定などで、今後確かめるべき事項を提示しています。
- 著者
- 久保恵子先生(HSG Interstitial Research Lab (HIRL)・合同会社幕張産業医オフィス)
論文ページ(オープンアクセス・無料)
「Could persistent extravascular fibrin deposition link microvascular and interstitial pathology in long COVID?」 Frontiers in Medicine, 2026年9月23日掲載














