一般社団法人 日本整形内科学研究会

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【講義資料公開・報告】第16回 JNOS ウェビナー[Web Seminar] (2020年9月19日[土]開催) - お知らせ

一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2020年10月17日(土) に第16回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催しました。

これは、昨今のコロナウィルス感染拡大防止対策のみならず、従来からいただいていた、実際の集会、セミナーに参加するのが困難であるのでオンライン講座などをもっと積極的にやってほしいという要望に応えるものです。

概要:第16回 JNOSウェビナー[Web Seminar] 講義

第16回JNOSウェビナーは、「治療技術」分野をで「Dr.吉田の腰臀部の診方シリーズ Vol.1」をテーマに開催しました。

今回は、腰臀部痛診療のスペシャリストである吉田眞一先生(当会理事・東海北陸ブロック長、愛知県名古屋市・よしだ整形外科クリニック 院長))によるJNOSウェビナー連載の1回目でした。

吉田眞一先生は数多くのご講演をされていますが、その多くは初学者用でしたが、今回は「中級者・上級者」対象とした診療ノウハウを扱いました。

座長・銭田良博先生(当会理事・副会長、株式会社ゼニタ 代表取締役社長)の司会および会場運営の元、吉田眞一先生による講義、実技が行われました。

今回、第1回は、主に以下2つのテーマに焦点を絞り、問診(自覚症状のポイントと発痛源の関係)、身体診察(圧痛ポイント、立位アライメント、歩様、疼痛誘発テスト、骨盤用手固定、骨盤アライメント)、実際に注射する際の触診上の解剖学的メルクマール、エコー解剖および注射方法、などを詳しく解説して頂きました。さらに、実際の診察デモンストレーションに加えて、質疑応答では骨模型も使った解説など、非常に丁寧かつロジカルな説明に、自分の実践をリアルに想像出来る素晴しいウェビナーでした。

  • 上殿神経・上殿動脈、中殿筋
  • 下殿神経・下殿動脈

講演後は、会員内外からの活発な質疑応答がされました。

 


動画公開:第16回 JNOSウェビナー[Web Seminar] 講義・質疑応答

第16回JNOSウェビナーの動画およびディスカッションは、会員限定フォーラムで閲覧可能です

  • 前半の講義動画(70分)
  • 質疑応答・ディスカッション(20分程)
  • 質問① 後外側角をみるポイントを教えてください。
  • ​​​​​​​質問② アライメント改善についてです。疼痛改善に伴いアライメントを改善するのが先か、アライメント異常を起こす組織を対処するのが先か順番などがあれば教えてください。
  • 質問③ 以前より中殿筋症候群と呼ばれる症例があると言われていましたが、中殿筋症候群と他の疾患の鑑別方法はあるのでしょうか?
  • 質問④ 普段臨床で仙腸関節のねじれはどのように評価していますか? CTのスライスでどのように評価しているのか教えて頂きたいです。
  • 質問⑤ 患者さんの自覚的な痛みの部分を指示してもらい、そこから発痛源を推察するといったお話がありましたが、深部痛は痛みの局在が不明瞭であったり、放散痛が生じる場合などがありますが、これらの現象と患者さんの自覚痛とを考え合わせるのに際して注意していることはありますか?
  • 質問⑥ 上下殿神経の治療部位は坐骨神経からの分岐部、上殿神経と血管の交差部、上殿神経の中殿・小殿筋筋間の分枝などがあると思いますが、治療部位の鑑別について教えてください。
  • 質問⑦ ハイドロリリースをしてアライメントの改善があった後に、リハビリスタッフとどのようなことに配慮してコミュニケーションしてリハビリに繋げて連携していますか?
  • 質問⑧ 上殿神経、下殿神経に対してステロイド注射を使用することはありますか? 使用する場合の思考過程を教えてください。
  • 専用フォーラム内でディスカッションもあり。

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