一般社団法人 日本整形内科学研究会

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【講義資料公開・報告】第18回 JNOS ウェビナー[Web Seminar] (2020年12月12日[土]開催) - お知らせ

一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2020年12月12日(土)  に第18回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催いたした。第3回JNOS学術集会・第1回日本ファシア会議後の初のウェビナーで、当会としては1ヶ月ぶりのウェビナー再開となります。今後も、隔週で継続予定ですので、スケジュールをご参照ください。

これは、昨今のコロナウィルス感染拡大防止対策のみならず、従来からいただいていた、実際の集会、セミナーに参加するのが困難であるのでオンライン講座などをもっと積極的にやってほしいという要望に応えるものです。

概要:第18回 JNOSウェビナー[Web Seminar] 講義

第18回JNOSウェビナーは「Dr.谷掛の膝の診方シリーズ その1 」をテーマに開催しました。

今回は、数多のエコーセミナーに参加され、そして多くの診療現場を訪れ、その臨床と学習のノウハウを貪欲に学び続けてきた、「エコー侍」とも称される、当会理事、会員管理局長・谷掛洋平先生(奈良県奈良市・谷掛整形外科診療所  副院長)による第1回目のウェビナーとなります。

講義中のイラストは、谷掛先生自身で作成されたオリジナルイラストを中心に、シンプルかつ、平易な語り口で初心者にも理解しやすい講演でした。

当日は、座長である銭田良博先生(当会理事・副会長、株式会社ゼニタ 代表取締役社長)の司会の元、約90分の講義と質疑応答で開催され盛況でした。

  1. 人間の認識は五感から始まるが、そのうち「視覚」に大きく依存している。この観点で、単純レントゲン写真は骨を「見える化」した結果、見えにくい軟部組織の病態への認識を遠ざけた(認識のバイアスになる)。一方、これはエコーも同様であり、軟部組織を静的にも動画的にも「見える化」したことで、軟部組織の病態への認識は飛躍的に進化してきているが、エコーで見えにくい「モノ」への認識を遠ざけるリスク(認識のバイアス)に自覚的である必要がある。
  2. 変形性膝関節症を中心にエコーを用いた新たな「膝の診方」について、「関節内+関節外」の両者の評価と治療の併存が重要であり、関節外組織としての靭帯・腱・脂肪体・末梢神経などfasciaの評価と治療、そしてエコーガイド下fasciaリリースの位置づけを実際の症例を元に解説した。
  3. 関節の治療を第1世代から第3世代への発展、および世代が進につれ理学療法士等との多職種連携の価値を提案した。
    1. 関節治療 1.0(第1世代):関節内アプローチ
    2. 関節治療 2.0(第2世代):関節内アプローチ+関節外アプローチ 
    3. 関節治療 3.0(第3世代):関節内アプローチ+関節外アプローチ+全身の評価(アライメント・姿勢、隣接関節など)
  • 閉会の言葉として、小林只先生(JNOS理事、学術局長)より、病態に関する補足説明に加えて、第4世代の臨床について提案がありました。具体的には「時間軸を意識すること」により、患者の病態として「関節内疾患→関節外疾患の合併→隣接関節への負荷増大による二次的影響」などのように評価し、治療精度の向上がさらに期待されると解説されました。この観点で、第19回JNOSウェビナーでは、問診技術を扱うことを紹介されました。
 4.関節治療 4.0(第4世代):∫(関節内アプローチ+関節外アプローチ+全身の評価)=3つの要素の時間経過による積分

 


動画公開:第18回 JNOSウェビナー[Web Seminar] 講義

第18回JNOSウェビナーの動画およびディスカッションは、会員限定フォーラムで閲覧可能です.

  • 講義およびディスカッションの動画(90分程)
  • 専用フォーラム内でディスカッションもあり。

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