一般社団法人 日本整形内科学研究会

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第9回JNOS学術集会・第7回日本ファシア会議 抄録

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[特別講演]上肢運動器疾患に対するフロッシングの有効性 ―ファシアへの機械的刺激と滑走改善の観点から―(佐々木 秀一)

【タイトル】上肢運動器疾患に対するフロッシングの有効性 ―ファシアへの機械的刺激と滑走改善の観点から―
【演者】佐々木 秀一
【所属】北里大学病院 リハビリテーション部
【抄録】

フロッシングは、弾性バンドによる圧迫と運動を組み合わせた保存療法であり、近年ではファシアへの機械的刺激という観点から関心が高まりつつある。

本講演では、フロッシングがファシアへ及ぼす作用について、力学的および神経生理学的観点から概説する。圧迫下での運動は、筋・腱・ファシア間に機械的刺激を与え、組織間の滑走性や粘弾性に影響を及ぼす可能性がある。また、超音波画像を用いたファシア・筋間の滑走解析や、ファシアに豊富に分布する機械受容器および自由神経終末への刺激が、疼痛や運動機能へ及ぼす影響について最新の知見を踏まえて紹介する。

さらに、屈筋腱縫合後の腱癒着、肩関節拘縮、ばね指、痙縮などに対する当施設での臨床経験を提示し、ファシアを標的としたフロッシングの有効性と今後の可能性について考察する。