
第125回 ウェビナー [治療技術の学習]慢性疼痛を神経科学や心理学からわかりやすく(第1回)
一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2026年6月13日(土) に第125回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催いたします。
今回のテーマは治療技術の学習として「慢性疼痛を神経科学や心理学からわかりやすく(第1回)」となります。
- 講師
- 国生 浩久先生 (日本整形内科学研究会 理事・広報局副局長・ひろ鍼灸マッサージ院 院長(鹿児島県鹿児島市)
- 座長・司会
- 小林 只先生(日本整形内科学研究会 代表理事・会長・弘前大学医学部附属病院総合診療部 学内講師、株式会社アカデミア研究開発支援 代表取締役社長、1級知的財産管理技能士、総合診療医)
- コメンテータ
- 銭田 良博先生 (日本整形内科学研究会 理事・副会長・運営管理局長、株式会社ゼニタ 代表取締役社長 (愛知県名古屋市)
【抄録】
- 本ウェビナーでは、治療に難渋する慢性疼痛を、神経科学および心理学の視点から捉え直し、痛みの理解と治療・施術の新たな手がかりを提示する。
- 慢性疼痛では、組織損傷や炎症の程度だけでは説明できない痛みが持続し、患者の生活、感情、身体感覚、行動に大きな影響を及ぼすことがある。その背景を理解するため、本講演では「予測符号化」または「予測処理理論」を中心に、脳がどのように身体からの信号を受け取り、過去の経験や文脈、注意、情動、期待にもとづいて痛みを知覚するのかをわかりやすく解説する。感覚は末梢から入力される信号である一方、知覚は脳がその信号に意味を与え、現在の状況に合わせて構成する体験である。この違いを理解することにより、「痛みは気のせい」ではなく、脳と身体の相互作用によって生じる実在する体験であることを整理する。さらに、予測処理理論の観点から、慢性疼痛では脳の予測や身体イメージ、注意の向け方が固定化し、痛みの経験が維持・増幅される可能性を考える。
- 臨床活用について、座長、コメンテーターと共にディスカッションする。
- 認知行動療法との関連:痛みに対する破局的思考、回避行動、不安、注意の偏りを扱い、痛みの意味づけや行動パターンを変化させる点で、予測処理理論と接点をもつ。
- VRリハビリテーションとの関連:例えば、MediVRカグラ(2023年JNOS学術集会 教育講演)は、体性認知協調療法( 身体感覚と認知処理の協調を促す特殊な訓練手法; Somato-Cognitive Coordination Therapy)により、視覚情報、運動課題、身体感覚、達成経験を統合的に提示することで、脳の予測と実際の感覚入力とのずれを調整し、身体の使い方や痛みへの認識を更新する契機となり得る。
- Fasciaとの関係:Fasciaメモリー仮説(リンク)との連続性・相補性として捉える。すなわち、反復する機械的ストレスや疼痛経験が、Fasciaの機能的変化と脳の予測の双方に影響し、痛みやこわばりの慢性化に関与する可能性を検討する。、末梢性と中枢性の繋がり・関係性という観点で、Fasciaと予測処理理論は相補的である可能性がある。
- 本講演は、難解に思われがちな神経科学・心理学の概念を、体験を交えながら平易に扱い、慢性疼痛に対する臨床的視野を広げることを目的とする。痛みを感じる脳の働き、感覚と知覚の違い、身体と心の相互作用を学ぶことで、今後の治療・施術・患者説明のヒントを得る機会とする。
開始は20時00分となりますのでご注意ください。(参加開始は19時40分)
詳細は下記をご参照ください。多くの方のご参加をお待ちしております。
第125回 JNOSウェビナー[Web Seminar]
| 日時 | 2026年5月23日(土) 19:40(参加開始) 20:00(ウェビナー開始) 21:30(終了)
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| 参加申込開始・締切 |
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| 主催 | 一般社団法人日本整形内科学研究会(Japan Non-surgical Orthopedics Society; JNOS) |
| 参加資格 |
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| 申し込み方法 |
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| その他 |
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| 問い合わせ先 | 一般社団法人日本整形内科学研究会 お問い合わせフォーム |














