一般社団法人 日本整形内科学研究会

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【講義資料公開・報告】第20回 JNOS ウェビナー[Web Seminar] (2021年1月9日[土]開催) - お知らせ

一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2021年1月9日(土) に第20回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催しました。

これは、昨今のコロナウィルス感染拡大防止対策のみならず、従来からいただいていた、実際の集会、セミナーに参加するのが困難であるのでオンライン講座などをもっと積極的にやってほしいという要望に応えるものです。

概要:第20回 JNOSウェビナー[Web Seminar] 講義

第20回JNOSウェビナーは、「治療技術」分野をで「Dr.吉田の腰臀部の診方シリーズ Vol.2」をテーマに開催しました。

今回は、腰臀部痛診療のスペシャリストである吉田眞一先生(当会理事・東海北陸ブロック長、愛知県名古屋市・よしだ整形外科クリニック 院長))によるJNOSウェビナー連載の2回目でした。

吉田眞一先生は数多くのご講演をされていますが、その多くは初学者用でしたが、本シリーズでは「中級者・上級者」対象とした診療ノウハウを扱っています。

座長・銭田良博先生(当会理事・副会長、株式会社ゼニタ 代表取締役社長)の司会および会場運営の元、吉田眞一先生による講義、実技が行われました。

  • 第1回目の内容:上殿神経・上殿動脈、中殿筋、下殿神経・下殿動脈詳細はこちら

今回、第2回目は、主に以下のテーマに焦点を絞り、末梢神経を中心に周囲構造物との関係、そして発痛源としての評価を扱いました。具体的には、問診(自覚症状のポイントと発痛源の関係)、身体診察(圧痛ポイント、立位アライメント、歩様、疼痛誘発テスト、骨盤用手固定、骨盤アライメント)、実際に注射する際の触診上の解剖学的メルクマール、エコー解剖および注射方法、などを詳しく解説して頂きました。さらに、実際の診察デモンストレーションに加えて、質疑応答では骨模型も使った解説など、非常に丁寧かつロジカルな説明に、自分の実践をリアルに想像出来る素晴しいウェビナーでした。

  • 坐骨神経
  • 後大腿皮神経
  • 陰部神経

講演後は、会員内外からの活発な質疑応答がされました。

 


動画公開:第20回 JNOSウェビナー[Web Seminar] 講義・質疑応答

第20回JNOSウェビナーの動画およびディスカッションは、会員限定フォーラムで閲覧可能です

  • 前半の講義動画・実技含み(70分)
  • 質疑応答・ディスカッション(20分程)
  • 質問①:大変見やすい坐骨神経の画像ありがとうございます。坐骨神経のハイドロリリースの際に、ドプラで伴走動脈を確認して坐骨神経を同定するようにしていますが、この方法は妥当でしょうか?
  • 質問②:坐骨神経様症状が脊椎内(Spinal)か脊椎外(extra spinal)かは、どのように鑑別するのでしょうか?また、坐骨神経は非常に長い末梢神経ですが、梨状筋・内閉鎖筋・大腿方形筋・ハムストリングなど、どのレベルを治療するのか判断すればよいでしょうか?圧痛点でしょうか、それとも下肢を動かした際の坐骨神経の滑走性を評価するのでしょうか?
  • 質問③:陰部神経のハイドロリリースの際の患者の体位は、側臥位でしょうか?また、会陰神経をハイドロリリースする際の体位も教えてください。会陰部痛における坐骨海綿体のハイドロリリースリリースの手技についても具体的にご教授頂けますでしょうか?→実技で回答
  • 専用フォーラム内でディスカッションもあり。

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