一般社団法人 日本整形内科学研究会

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【開催報告】第55回 JNOSウェビナー 痛みの悪化因子を考える ~貧血・栄養・電解質等~(2022年7月30日開催) - お知らせ

第55回 JNOSウェビナー 痛みの悪化因子を考える ~貧血・栄養・電解質等~(2022年7月30日開催)

一般社団法人 日本整形内科学研究会では、2022年7月30日(土) に第55回 JNOSウェビナー[Web Seminar] を開催いたしました。(申込みページ・抄録)

今回は「治療技術」分野をテーマに、「痛みの悪化因子を考える ~貧血・栄養・電解質等」 でした。

出演者は、総合診療医・理事の2名でした。

  • 座長:並木 宏文(日本整形内科学研究会 理事、地域医療振興協会 公立久米島病院 院長、2級知的財産管理技能士)
  • 講師:小林 只(日本整形内科学研究会 理事・学術局長、弘前大学医学部附属病院総合診療部 学内講師、1級知的財産管理技能士、AIPE認定 知的財産アナリスト(特許/コンテンツ))

今回も、悪化因子シリーズのウェビナーでした。最近は、糖尿病、認知行動療法、運動療法も扱っていますが、心身の資本は栄養も大切です。栄養学の基本(ATPとカロリーの違い)、ATPは生体エネルギーの通貨であるというコンセプト、簡略化した代謝回路の解説と、後半の症例提示とのマッチング含め、基礎から臨床まで一貫したお話でした。

【参加者からのコメント】

  • 栄養について慢性痛や不定愁訴の観点から、精神科領域でも、ペインでも注目が集まっていますが、なかなか勉強しにくく難しかったのですが、今回のウェビナーは過去最高の分かりやすさだったと感じました!5回、10回と繰返しアーカイブで復習します。
  • 密度濃くて勉強になりました。鍼灸師ですが、やはり、やはり栄養学というアプローチ、発想、視点も施術には欠かせないと痛切に感じられました。
  • 鍼灸師として、今後の期待は現在と同様に鍼灸師も医師も同じ方向を目指して進める学習です。その点大変感謝しております。
  • 卵の食べ方から、プロテインの服用方法(分割投与など)、鉄剤服用の方法ほか、鉄剤やマグネシウムなどもですが、保険診療と自由診療・サプリについて、医師や鍼灸師ほか立場に応じた具体的対応方法についてお話頂き、栄養は全医療者必須の知識と思いました。
  • コロナ後遺症についても取り上げて頂きありがとうございます。上咽頭炎への点鼻薬の利用工夫含めた対応、漢方薬の活用ほか具体的な方法を紹介頂き参考になりました。
  • 講師の小林先生の知識、対応の幅広さに改めて脱帽しました!医学用語、注射技術、法律と、そして今回の講演と、いつもながら我々医療者にとって、どのような観点から理解するのがよいのかと、お伝え頂いているものと改めて感謝です。

参考:内科系とfasciaに関して、当会の関連企画としては以下:リンク

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