一般社団法人 日本整形内科学研究会

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【オンライン開催】JNOS第3回学術集会・第1回日本ファシア会議(2020年11月28日-29日) - お知らせ

オンライン抄録はこちら

 

一般社団法人 日本整形内科学研究会(JNOS)では、「第3回学術集会」及び「第1回日本ファシア会議」を2020年11月28日(土)と29日(日)に開催します。

今年は新型コロナウィルスの感染予防の観点でオンラインで開催します。当会では既に3月から2週間に1回のペースでウェビナーを開催しており、そこで培ったノウハウを元に、従来の学術集会(第1回学術集会第2回学術集会)を「内容面」「経済面」「社会面」等において、上回る会を開催したいと考えております。

また今回は、初の試みとして、整形内科学という広い括りではなく、「ファシア」にテーマを絞った「第1回日本ファシア会議」も同時開催します。

プログラム等詳細については現在調整中であり、開始時間、終了時間が多少変更になる可能性はありますが、下記の内容で開催が確定しましたのでご案内を申し上げると共に参加受付を開始いたします。(オンライン抄録はこちらに掲載

  • 参加申込みされていない会員と非会員は、アーカイブ動画は視聴できません。
  • 参加申込をした会員向けに、当日急用等で欠席になった場合でも、第3回学術集会・第1回日本ファシア会議の収録動画を一定期間視聴にするサービスを提供予定です。なお、知的財産権・録画の質を鑑みて公開可能な動画に限ります。

参加資格は医療系資格所有者です。当会の非会員でも参加可能ですが、できる限り入会申し込み後に会員としての会員としての学術集会の申し込みをお願いします。(入会の詳細は入会案内を参照願います)

一人でも多くの方の参加をお待ちしております。

第3回日本整形内科学研究会学術集会
第1回日本ファシア会議
大会長 洞口 敬
(日本大学病院 整形外科 診療准教授)



テーマ: 2020 And yet, it moves. ~それでも地球は動いている~

この度、第3回日本整形内科学研究会 (Japanese Non-surgical Orthopedics society; JNOS) 学術集会と第1回日本ファシア会議(Japanese Fascia Conference; JFC) の合同学会を、11月28日(土)~29日(日)の2日間、オンライン形式にて開催いたします。両学会を主催させていただきますことを大変光栄に存じます。本来であれば2020年は、日本でオリンピックが開催される記念すべき年になるはずであり、スポーツ整形外科をサブスペシャリティとする私にとっても、特別な年になるはずでした。しかし、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、全世界は未曾有の事態に陥ることになりました。この状況を打開するためには、従来の常識や習慣という既成概念の中で考えるのではなく、新しい価値観や概念を取り入れ、さらには乗り越える必要があると言われております。

JNOSはまだ立ち上がったばかりの学会ですが、その研究対象の中心にある“ Fascia” (ファシア)は古来より存在していました。したがって我々の取り組む事象には、長い歴史があるものと私は思っております。JNOSの活動目的には、Fasciaに関係する多角的な研究の発展、そして整形内科学academia of non-surgical orthopedicsの確立へ向けての活動などがあります。日本には、すでに日本整形外科学会という運動器科領域を扱う伝統ある学会が存在しております。整形外科学は、非手術的な治療に関しても含まれる学問であることは周知のことと思います。しかし様々な要因により、学祖・田代博士の意図とは、現代の学問の在り方は変化している気がしています。近年は、各関節別の専門的分科会においても、その関心と時間の多くが手術的治療に割かれていることは否めません。さらに、厳しさを増す病院経営において整形外科に求められることは、手術件数をいかに伸ばすかであります。このような環境で過ごす整形外科医の意識が、手術的治療に向くことはごく自然なことと言えます。だからこそ科の垣根を越えて、様々な領域の医師や多職種の治療家による、運動器疼痛の包括的診療を追求する整形内科学という学問に重要な意味があると確信しております。

私のJNOSに参加するモチベーションには、同時多発的にいくつかのことがあります。そのうちの一つに、救いたくとも、せいぜい優しい言葉をかけてごまかすしかなかった症状の患者さんに対して、Fasciaの概念をもって診察すると、その主訴を心から共感して聞くことが出来るということがあります。そしてFasciaの概念には、“素晴らしいおまけ”がついていたのです。それは、エコーガイド下Fasciaリリースという治療手段でした(私は注射手技としてのエコーガイド下Fasciaハイドロリリース[US-FHR]がほとんどですが)。そして、患者さんの主訴や“素晴らしいおまけ”で生じる目の前の変化を、これまでの学問や概念に無理に当てはめるのでは無く、あらゆる可能性を取り入れ考えると、そこにはFasciaが残るのだと強く感じられるのです。

今回、JNOS・JFCの合同学会のテーマを、『2020 And yet, it moves. ~それでも地球は動いている~』と致しました。これは、ガリレオ裁判で皆さんよくご存じのガリレオの言葉であります。最近では“Fascia”に関する新たな論文や知見が国内外から次々と発表されてきております。その一方で、“そんなものは認めない”“教科書にないじゃないか”と詰め寄られている気にさせられるような発言も耳にします。本学会に参加される皆様には、「“Fascia”や整形内科学を、ガリレオのごとく、ひるむことなく議論して参りましょう」という意味を込めたものです。

今年は、2日間のオンライン形式による運営であることも踏まえ、講演の頭数を若干増やしました。参加者の皆様におかれましては、新しい知見も増えていることと思いますので、一般演題に積極的にお申込み頂ければと考えております。そして、第1回日本ファシア会議においては、Fasciaの基礎に関係する大切な内容の教育講演を用意致しました。大会終了後には、会員参加者の方々に対しては動画コンテンツとして再視聴できるような準備も進めております。そして、参加費に関しては、早割制度を導入いたしますので、是非ご活用ください。運営に当たっては、JNOSの理事を始めとして多くの方々に多大なるご協力をいただき行うことになります。不備や失礼も多々あるかもしれませんが、できる限り有意義で楽しい学会にしたいと考えております。是非多くの方々にご参加いただき、活発なご討論をして頂けますことを心よりお願い申し上げます。


一般社団法人日本整形内科学研究会(JNOS)第3回学術集会
第1回日本ファシア会議

大会長洞口 敬 (日本大学病院 整形外科 診療准教授, JNOS副会長)
会期2020年11月28日(土) 15:00~21:00
2020年11月29日(日) 9:00~15:00
現在プログラム調整中の為、開始・終了時間が若干変更になる可能性があります。
会場オンライン開催 (zoomを使用予定)
定員300名(先着順)
接続環境
  • zoom (ご参考)が動作するWindows PC, Mac, スマホ, タブレット等 
  • 事前にZoomの動作確認をした上でご参加ください。
  • マイク及びカメラなしでも参加可能ですが、極力通常の集会と同じように会員の皆様との交流を行いたい為、マイク及びカメラをご準備いただくことを推奨いたします。
  • 詳細の接続方法等は参加受付後に個別にメールいたします。
参加申込締切2019年11月20日(金)
参加資格医療系資格所有者
参加費第3回学術集会、第1回日本ファシア会議共通, 税込み

  • 申込日 : 2020年8月31日まで
    • 会員:8,000円
    • 非会員:18,000円
  • 申込日 : 2020年9月30日まで
    • 会員:12,000円
    • 非会員:22,000円
  • 申込日 : 2020年11月20日まで
    • 会員:15,000円
    • 非会員:25,000円

 

  • 参加申込をした会員向けに、当日急用等で欠席になった場合でも、第3回学術集会、第1回日本ファシア会議の全収録動画を一定期間視聴にするサービスを提供予定です。
  • 非会員の方も参加可能ですが、できる限り入会申し込み後に会員としての会員としての学術集会の申し込みをお願いします。詳細については入会案内を参照ください。また、その際は入会申し込みのコメント欄へ「学術集会参加希望」と記載ください。
申し込み方法受付は終了しました。沢山の申込みありがとうございました。

  • 会員:会員専用サイトから
  • 非会員:こちらの申し込みフォームから
演題募集
  • 一般演題:公募
  • 指定演題:研究助成制度の対象者を中心に、大会長より依頼予定

  応募方法の詳細は末尾に記載

その他
  • 事前申し込みが必要です。かならず事前申し込みをしてください。
  • 一切の静止画/動画撮影、録音は禁止です。
  • 内容は都合により予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
問い合わせ先お問い合わせフォーム

プレスの方へのご案内(日本整形内科学研究会第3回学術集会における取材について)

参加希望の方は、お問い合わせ よりご連絡下さい。

一般演題・指定演題について

演題について公募します。

演題登録資格

筆頭演者は、日本整形内科学研究会(以下、JNOS)正会員の方あるいは正会員が共同演者となっている準会員であって、年会費滞納ではない方に限ります。共同演者は非会員でも登録可能です。

入会に関しては、入会案内を参照ください。また、その際は入会申し込みのコメント欄へ「学術集会演題登録希望」と記載ください。(入会には審査が必要です。早めのお手続きをお願いいたします)

一般演題について

  • 登録締切:2020年10月12日(月)12:00(JST)
  • 対象:一般演題(研究、症例報告)、活動報告
  • 募集演題数:5題 程度
  • 発表時間12分程度(7分発表+5分質疑応答)
  • 発表言語:原則として日本語
  • 発表方法Zoomによる発表(詳細は採択者に連絡し協議の予定:現状の方針案は以下)
  • 原則として発表者のパソコン等から画面共有機能を使用しリアルタイムに発表頂く予定です。
  • 通信環境等の問題からリアルタイム発表が困難な場合、当日の通信トラブルに備えて、事前発表動画(例:パワーポイントの録画機能)を作成後に提出頂いたものを事務局が再生する方法も検討しています。なお、事前記録動画で発表頂いた場合でも、質疑応答にはリアルタイムで対応をお願い致します。
  • 発表自体を録画時、会期中含め参加者が一定期間、視聴できるような環境も検討しています。
  • 安心して発表頂くために、Zoomは国内サーバー指定、および参加者限定認証など適切なセキュリティ対策の元で運用しています。
  • 採択に関して
    • 採択に関しては大会長および学術局にご一任ください。大会事務局からのご連絡事項等は、原則筆頭演者の方にさせていただきますのでご了承ください。なお、第3回日本整形内科学研究会学術集会/第1回日本ファシア会議のどちらでご発表頂くかは、学術局で判断し御依頼させて頂く予定です。
    • 採択された一般演題抄録は、JNOSのHP内に掲載されます。指定演題の抄録掲載は別途確認します。
    • 採択された一般演題のうち、1演題に対して「一般演題優秀賞」として研究助成金5万円(税込)を授与します。審査は抄録、当日発表、質疑応答の観点から、学術局の複数の審査員により選定致します。なお、助成金の授与方法は当会研究支援制度の規則と同様に「原則、常勤として勤務する所属先に対する助成金)として支払います。」準じます。
  • 申請方法:以下①と②をメールで提出
    • ① 抄録の作成方法:Wordファイル(ひな形:様式1)記入し提出
    • ② 発表に係る申請書兼承諾書:Wordファイル(ひな形:様式2)に記入し提出
    • 提出先(メール):admin-team-jnosあっとまーくjnos.or.jp

指定演題について

本指定演題は、2020年度 一般社団法人日本整形内科学研究会(JNOS) 研究支援制度で受賞した方々による発表です(プロトコールなど計画および進捗状況の発表)。

該当者へは個別にご連絡致します。

  • 発表時間:13分程度(10分発表+3分質疑)
  • 発表方法:一般演題に準ずる

利益相反(COI)の開示、研究倫理、個人情報・肖像権などの扱いについて

  • 利益相反(COI):発表演題に係る内容につき当日ご提示下さい。
  • 研究倫理:一般発表演題はヘルシンキ宣言に沿った研究であることを確認してください。演者の所属する機関の倫理委員会等で承認された研究である場合には、その旨を抄録内および発表資料内で明示ください。
  • 当日の発表資料内には、個人情報・肖像権等のプライバシーの観点からも、対象者に説明と同意を得たことを明記してください。ご検体の外観写真を提示する場合は、必ず倫理委員会承認番号を記載ください。
  • 上記記載が無い場合は、演題が採択されないことがあります。